大学生活4年間

今までの人生で一番大きな買い物というと、私にとっては「大学生活4年間」です。

どういうことかというと、私の実家は所得が少なく、仕送りどころか、学費、入学金さえ一銭も出してくれなかったので、高校在学中に日本学生支援機構の奨学金を申し込み、大学時代はそのお金プラスアルバイト代で生活していたということです。

第一種・第二種併用で月13万円ほどもらっていたので、4年間というとどのくらいになるかお分かりですね。第一種は無利子ですが、第二種は利子がつくので実際に返済する額はもっと高くなります。だいたい20年間、月3万円ずつ返済していきます。正直、今、卒業して二年経ちましたが、毎月の返済はきついです。なぜなら、自動車通勤なので自動車ローンもあり、自動車保険や駐車場の支払いもあるからです。毎月ひいひい言いながら通帳を見ています。

奨学金は、リレー方式だと聞きました。奨学金を借りた人が社会人になって返済するお金が、また学生に貸与される奨学金になり、その学生が社会人になって返済するお金もまただれかの奨学金になるそうです。

世間では奨学金が支払えなくなって滞納し、ブラックリストに載ってしまう人もいっぱいいるそうですが、気持ちはわかります。もしかしたら踏み倒す気で借りた悪質な人もいるかもしれませんが、返したくても返せない境遇の人もいると思います。私だって何度も”今すぐお金が必要”という場面はありましたが、もう少し踏ん張ってみようという気持ちで頑張っています。
しかし、私は絶対に、何があっても完済して見せます。それは、私の幸せな大学生活4年間を奨学金が支えてくれて、私が返済するお金もまた、どこかの学生の生活を支えることになるからです。これは私が初めて抱えた借金であり、大学生活への未来からの投資であり、社会との一つのつながりなのです。

ときどき、奨学金を借りてまで大学に行かなくてもよかったのでは、と弱気になることもあります。しかし、高校時代の私と現在の私はまるで違う人間であり、高卒で就職した場合の現在なんて想像もできません。人生を変えるきっかけをくれた奨学金制度には感謝の気持ちでいっぱいです。